世界から安全だと称されている日本でも犯罪率がゼロな訳ではありません。特に誰でも被害者になり得る可能性の高い犯罪は空き巣です。空き巣被害は鍵の工夫によって防ぐことができます。自分の身を危険から守るためには、日頃から防犯に対する意識が大切です。
開錠されやすい鍵
ディスクシリンダー
鍵穴が縦向きで「く」の字型になっています。両側面にギザギザが刻まれているのが特徴です。住居用の鍵として広く普及している分、簡単に不正開錠されやすいため防犯性の低い鍵です。
ピンシリンダー
縦向きの鍵穴です。ディスクシリンダーに構造が似ていますが、ギザギザが刻まれているのは片側面のみです。ディスクシリンダーよりも単純構造で複製しやすいため、防犯には向いていません。
防犯性の高い鍵
ディンプルキー
差し込み方向は縦と横の両方に対応している場合が多いです。
側面に凹凸のあるシリンダーキーと異なり、鍵表面に丸いくぼみが掘られています。くぼみの数や配列に限りがないので、シリンダーキーよりも防犯率は高いです。
ロータリーディスクシリンダー
ディスクシリンダーとディンプルキーの特徴を取り入れた鍵のため、鍵自体は側面に刻みのあるタイプと表面にくぼみのあるタイプの2種類あります。
シリンダーキーと比較して大きく異なる点は、鍵穴の内部構造です。ロータリーディスクシリンダーの鍵穴には円形のタンブラーが設置されています。鍵を挿入するとそのタンブラーが回転して開錠するのですが、そもそもタンブラーは金属板によって回転しないよう固定されているので、開錠するにはまず金属板を動かさなければいけません。金属板には鍵と同じ数と配列の凹凸があるので、それが一致しない限りは動かないよう設計されています。
このようにピッキングに強い構造となっているので、防犯対策におすすめです。
鍵の内部構造や制御棒のタイプによって、防犯性能に差があります。自分の身を守ることはもちろん、自宅に保管してある大切な物を奪われないためにも鍵交換を行うことをおすすめします。少しでも意識を高めることで防犯率が上がるなら、これまでよりも安心安全な生活を送ることができます。
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